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投資対象としての民泊物件の選び方

投資対象としての民泊物件の選び方

2019年3月10日

賃貸マンションやアパート経営と比較して、民泊は収益が出やすいと言われています。投資家にも人気があります。ただ今回はその注意点について考えてみます。

外国人の数が増え、宿泊施設が不足している状況の中で、今民泊というビジネスに注目する人が多くなっています。特に外国人が民泊用の不動産を探しているというお話をいろいろな所で耳にします。実際古い戸建て住宅を民泊転用するために、日本人、外国人を含め多くの投資家と言われる方々が民泊転用可能な物件を探しているようです。不動産業者の中でも民泊用不動産を積極的に買い漁っている業者もいます。

私は不動産の取引も実務で行っているため、その状況は実感としてわかります。しかし、法規制の問題もありどんな物件でも転用できるというものではなく、物件によっては大きな転用コストが必要になります。

ホテル業界もこの状況をただじっと見ているわけではなく、今までのホテルの業態を民泊に寄せてくる動きもあります。

ホテルと比較した民泊の特徴として、一つの部屋に多くの人数が宿泊可能なことが挙げられます。大家族で旅行する外国人にとって全員が同じ施設に一度に泊まることができる民泊は魅力的です。ホテルは簡易宿泊施設を除き、今までそのような宿泊スタイルは基本的にはできませんでしたが、多人数宿泊可能型も増えてきているようです。

したがって、今後の民泊はホテル業界も巻き込み、激しい競争のステージになっていきます。そのために重要なことは、立地条件の良さ、交通アクセスの良さと内装設備のレベルアップです。価格競争も起こるでしょう。

ただ安いだけで何の変哲も無い、設備内装も工夫がない民泊は早晩淘汰される運命です。そのため物件選びの段階で立地調査・検討は慎重に行い、家具・設備についてもある程度お金をかけることをお勧めします。それが民泊をビジネスとして長く続けられるコツです。