CCUSとは何か
CCUCとはConstruction Career Up systemの略であり、技能者の保有資格・社会保険加入状況や現場の就業履歴などを業界横断的に登録・蓄積して活用する仕組みのことです。
技能者に関してはこれまで客観的に評価する指標がなかったため、技能者の技術レベルや勤務状況の把握も困難でした。
CCUSの目的
技能者の能力・経験等に応じた適正な処遇改善につなげる。
技能者を雇用し育成する企業が伸びていける業界環境をつくる。
その結果として、若い世代が安心して働き続けられる建設業界を目指すことです。

※国土交通省の資料より抜粋
CCUSのメリット
事業者にとってのメリット
技能者の就業状況等を容易に確認できるほか、入退場にIDカードを使うことにより、現場の入場管理等の効率化が図れます。
又令和5年8月14日以降の審査基準日における経営事項審査申請から、社会性等の評価項目であるW点がCCUSの導入状況や技能者のレベルアップ状況に応じて加点されます。
技能者にとってのメリット
自分の資格や就業履歴を証明できるため、働く現場に係わらず、適正な評価と処遇が受けられます。

※国土交通省の資料より抜粋
CCUS 現状の課題
制度の認知は少しずつ広まっていますが、小規模の建設業者の間では登録手続きの煩雑さ、費用負担等の理由から、登録していない事業者、技能者がまだまだ多いのが実情です。
今後の建設業界の発展と安定化を目指すために生まれた有効な制度であるため、更なる普及が望まれています。